MOTHER'S ORGANIC MARKET マザーズ

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 1978年、今から26年前、リヤカーの引き売りから私たちの仕事は始まりました。
農家の畑の端に捨ててあったリヤカーを譲り受け、引き売りが始まりました。化学肥料と農薬を大量に使う近代農法全盛の時期、日本で初めて「有機農法・無農薬栽培」の生産者と国内農業の活性化を目指して有機流通が動きだしたのです。これが私たちの仕事のスタートです。
あらから1/4世紀が過ぎ、思いは今も変らない。「オーガニック栄えて日本の農業ほろぶ」時代にグローバルに考えて地域で生産し、生活をする。地域活性化「有機の里づくり」を目指し、「農都不二」都市は農村がなければ生きてゆけない。「畑と台所を結ぶ」有機流通の拡大をマザーズグループは創り出してゆきたいと思っています。

夢市場株式会社 代表取締役社長 小野敏明



バックナンバー 2005年 2006年

2007年12月 
しばらくぶりに更新をさせてもらいます。
来年からのマザーズグループの活動として、ローカルフーズオーガニックマーケットを目指したいと思っています。
今、オーガニック商品は、様々な分野で取り扱いが広がっておりますが、そのひとつが、高級スーパーがより高級に見せるための見せ方として、オーガニックを使うというものがあります。たとえば、クイーンズ伊勢丹や紀伊国屋などの新店舗は、オーガニックスーパーを目指して改装されています。また、世界で最大手のオーガニックスーパー・アメリカのホールフーズが、2番目に大きかったワイルドオーツを買収し、独占的に シェアを持っていますが、そこに、スーパーマーケットや生協の店舗づくりの人たちがツアーに出かけ、ノウハウを学び、内外装なども取り入れた店舗作りが様々なところで進められています。マザーズグループは、30年活動する中で、世の中での「オーガニックマーケット」として位置づけられてきましたが、その役割については、一定の役割を終えたのではという感があります。

そしてこれから何を目指すかというと、このところの世の中の動きの中で方向を見失っていること、高級化されたスーパーのオーガニック商品の扱い、農村レストランの豪華ビュッフェ、 ロハスをア ピールすることでエコロジカルなエゴを増やしてしまったり…… ということを考えると、原理原則を置き去りにしてしまっていると 感じます。オーガニックの原点をもう一度世の中に問い、代案として、「ローカルフーズオーガニックマーケット」、これは生産物 関わる人、地域、風土や歴史を表し、生産者との交流なども含んだ 売り場やレストラン、そして情報公開の宅配や商品開発卸の実現を目指します。本来やらねばならないことである、環境や第一次産業の活性化、有機農業の拡大、地域活性化。この“古くて新しい”提案である原理原則を、もう一度世の中に提案し、問うていけるようなマーケットを独自に展開していこうと思っております。具体的には、ひとつは、藤が丘に静岡県漁連(静岡県漁業共同組合連合会)のテナントを展開し、静岡県内の30あまりの漁業共同組合の「産直の魚」を扱う魚売り場や、そしてそれを食べていただける食堂として「富士山のさかな塾」の提案をしていきたいということ。

秋田県は、現状平均年収250万で国内ワースト5。自殺率は国内トップというのが何年も続いているという状況で、都市と地方の格差ということの象徴的な県になっていますが、その秋田県の地域との取り組みとして、秋田ならではの生産物で、特徴的な宝物を素材にしたものを打ち出して行こうというのが、大きな取り組みのひとつです。8年間秋田を訪問しながら見つけたもののひとつとして、白神山地という宝物から生まれた白神こだま酵母という野生酵母を使い、同じ秋田県内の株式会社はまなすという工場で焼いて、有機宅配の会社などへ提供しています。そのパンも今後ますます積極的に扱っていきたいと思っております。


2007年6月  ★new!★
今年もスタッフがマザーズファームにとうもろこし5000本を植えました。
電話だけで商品の注文をするだけでは、畑の事、生産工程の事、生産者の思いなどがお客様へ伝えきれないという気持ちから、私たちが実際に種を蒔く所から始めようと昨年より開始をした試みでしたが、朝取り店頭販売が大変好評で、お客様の中には食べて感動して翌日に畑へ見学に来てくださった方もいたほどでした。
今月中には草取りに出かけます。丹精こめたとうもろこしを今年も楽しみにしていて下さい。
新しい事業展開として伊勢丹新宿店のヘンルシーコンシャスをテーマにした場所におそうざい店をOPENしました。富士山のやさい塾OPEN後、沢山のお客様にご支持していただき感謝しています。
しかし、その中で自宅で家族と一緒にマザーズの食材を食べていただきたい、日本の伝統食をより多くの方たちに提供したいという思いで今回のOPENとなりました。
もちろん食材は安心・安全なものを使用しています。自然の味わいをご自宅でもお楽しみ下さい。
もう一つの新たな事業として、白神こだま酵母使用の冷凍パンの販売が始まりました。今までの国産小麦100%の無添加パンはぱさつき感があったり、カビや劣化が早い事がネックになりあまり販売が広がらないという問題がありましたが、今回製造をお願いしている(株)はまなすでは高い技術を持った職人さんが研究を重ね、もっちり、焼くとサクサクのとても美味しいパンの製造に成功されました。マザーズの店舗ではもちろん、これから全国へ卸展開を予定しています。
半年ほどかけて開発をしてきた「有機の里づくり」に、また新たな生産者との出会いがありました。『静岡こだわりの味共同組合・静岡県漁連』という所です。豆腐、蒟蒻、うなぎ、干物など、日常的な食品をその地域の人が地域の食材で作るというコンセプトで約400種類の商品郡があります。私たちの考えと同じように、地域の環境や活性化を目指している所から、今回提携という形でつながりを持ちました。先月には藤が丘店にて生産者様がお客様に語りかけるイベントを行いました。
これからもこのようなライブ感を大事にし、鮮度のよいものを随時展開していけるように一歩一歩沢山の方たちと関係を作り上げたいと思っています。
生協との提供やマザーズにお買い物に来ていただいているお客様に宅配のサービスもスタートし、より多くのお客様へ安心・安全な食品を販売していき、農業の発展を目指していきたいと思っています。
マザーズも創世から30年近くになり、井の中の蛙な側面が目立つようになっています。そのための方針としてさまざまな出会いをして、外側の持っているものを吸収し、世の中変えていけるような力を見につけていけたらと思っています。
2007年3月 
私はいま、秋田県を入り口に東北で商品開発の旅をすすめています。そのパートナーが、旧・二ツ井町(秋田県)の町長を務めた、丸岡一直さん。

丸岡さんは、42歳で町長に初当選し、「みどりのフロンティア」をテーマに、環境のまちづくりを推進してきました。 その施策は「環境対策の推進」「環境起業の推進」「環境社会づくりの推進」を3つの柱としています。ISO14001の認証取得(平成12年)、合併処理浄化槽の全町整備、秋田杉の間伐とその利用、木質発電やゼオライトの活用、環境家計簿、自転車のまちづくり、自然環境学習の場づくり…。

中でも、マザーズグループが一緒に取り組んだのが、地域資源の活用と、資源循環・環境保全型農業の推進です。世界遺産の白神山地で発見された酵母菌の生命力に注目し、国産小麦粉と組み合わせた無添加のパンや味噌の製造と販売。アイガモやゼオライト、そして白神山地からの清水で育てた、無農薬あきたこまちや山菜類の販売。秋田杉で作った小物の販売。そして消費者と一緒に二ツ井町を訪ね、地元の方と交流し、自然を満喫するグリーンツーリズムの実施。

現在は能代市と合併し、環境の地域づくりをどう維持発展させていくか、今後白神バイオバレーの構想を練っています。世界遺産の白神山地に眠る、素晴らしい遺伝子資源を活用して、安全でおいしく地域を活性化する「食」を作り出していく。味噌や醤油からパンまで、日本が世界に誇る伝統・発酵食品を開発していきたい。

この5年間にわたって開発をしてきた「白神こだま酵母」という野生酵母のベーカリーを、秋田県の製造所とタイアップして、より多くの人たちに手渡していくための方法が具体化しつつあります。「白神こだま酵母」を使って、国産小麦100%で無添加で焼成したパンを冷凍し、全国に流通させるという、世界で初めてのコンセプト商品に、「マザーズ」として取り組んでいこうと思ってます。

おいしくて安全な「食」を通して、地域を元気にしていくこと。その根本にある人との出会い、人の思いをカタチにし、経済にしていくこと。これまでも、これからも、マザーズの役割だと思っています。
2007年1月 
2006年を振り返りながら、また新しいことをいくつも始めてくる中で、今までの第一次産業の活性化、環境保全、有機農業拡大、などをコンセプトにやってきたことが果たしてお客様に支持されたのかと考えたときに、自分たちが理念や理想として考えることと、お客様が必要としてマザーズを活用することのあいだに距離があり、それを埋める努力が足りないのではないかと考えるようになっています。

たとえば、レストラン展開を3店舗、来年は百貨店の惣菜にも進出をしたいという計画ですが、「メニューはありますか?」それは「旬がメニューです」。「料理人は?」それは「土が料理人です」。そのことへの答えが、果たしてお客様に納得いただき、満足していただいているのか、と考えたときに、お客様が安全で安心なものを使って、おいしく毎日来れるようなリーズナブルな価格であってほしいと願うのは当たり前だと思います。そのギャップを気持ちに伝わるようにサービスの一環として心より伝えているのかというと、このコンセプトにお客様が賛同して来ていただいていることに甘えてしまっているのではないだろうか、と。もう少しお客様本意ということに自分たちは視点を移してサービスを確立しなければいけないのではないだろうか、と思ったりします。
昨年の事業の一番大きなオーガニックマーケットから、オーガニックライフスタイルを提案していこうということも、マザーズのひとりよがりで押しつけになってしまっていないだろうか、と。もっと現実的に、毎日お客様が要求しているものを理解して、安全でおいしいものをたくさんリーズナブルに提供して、その上に料理教室や、ヨガや、太極拳や、グリーンツーリズムを展開していくという積み上げが必要なのではないだろうか。

今年からは、そういうお客様との関係、あるいは提供いただいている生産製造者との関係、とういうものをもっと緻密に、ノウハウとして確立をしていかなければ広がってはいかないのではないだろうか、と思っています。

時代は、思いやテーマやますます必要にはなってきていますが、それは自分たち自身が確立して行くことで、そのこととお客様にとっての日々のサービス、お客様本位を受け止めて行く仕事の充実をはかっていきたいと思います。
よろしくお願いします。


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